高原リゾートに求めるものは、人それぞれだと思う。
アクティブに過ごす人もいれば、何もしない時間を大切にしたい人もいる。
水上高原ホテル200は、そのどちらにも寄り添いながら、「高原に滞在すること自体を楽しめる場所」だった。
部屋に入った瞬間に感じる、開けた眺望
今回宿泊したのは、コーナースイート。
この部屋でまず印象に残ったのは、視界いっぱいに広がる高原の眺望だった。
視線を遮るものが少なく、高原の空気と景色が、そのまま部屋に入り込んでくるような感覚がある。
部屋は十分な広さがあり、家族で過ごしても窮屈さは感じない。
「部屋で過ごす時間」そのものが、旅の満足度を底上げしてくれた。
プロジェクターのある客室が、旅のリズムを整えてくれる
客室にはプロジェクターが備えられており、これが思いのほか重宝した。
外で遊んだあとに、少し落ち着いて過ごす時間をつくれる。
子どもたちも自然と切り替えができ、親にとってもありがたい設備だった。
温泉と屋外プール。派手さよりも安心感
館内には温泉があり、屋外プールも利用できる。
どちらも過剰な演出はなく、家族で安心して使えるバランスがある。
高原の空気の中で体を動かし、温泉でゆっくりと整える。
それだけで、1日の満足度は十分に高い。
※ 価格や空室は時期によって変わるため、実際の条件は公式ページでの確認がおすすめです。
アクティビティが豊富でも、無理に選ばなくていい
水上高原200の敷地内には、自然を活かしたアクティビティが数多く用意されている。
今回は利用しなかったが、「やろうと思えば色々できる」という選択肢があること自体が心強い。
実際には、何もしない時間を過ごしても物足りなさはなかった。
高原に身を置くこと自体が、すでに十分な体験になっている。
ゴルフ場併設ならではの、落ち着いた空気
ゴルフ場が併設されていることもあり、
宿泊客は家族連れかゴルフ目的の利用者が中心。
館内全体に、落ち着いたリゾートらしい空気が流れている。
にぎやかすぎず、静かすぎない。このバランスが、水上高原200らしさなのだと思う。
気になった点も、あえて挙げるならエレベーターの待ち時間
エレベーターは2基のため、時間帯によっては少し待つ場面があった。
ただ、この宿は「急いで動く」よりも
余裕をもって過ごすスタイルの方が合っている。
離れの温泉と夏場の虫
離れにある温泉は、夜になると星空の下で楽しめる露天風呂が魅力的だ。
夏場は昼間にアブが出ることがあるため注意が必要だが、
夜はほとんど気にならず、静かな時間を過ごすことができた。
まとめ|高原に“滞在する”という選択
水上高原200で印象に残ったのは、
- 開放感のある眺望
- 快適な客室
- 何もしない時間を受け入れてくれる空気
だった。1泊2日という短い滞在でも、
しっかりと気持ちが切り替わる。
「次は別の季節にも訪れてみたい」そう自然に思えたことが、
この宿の魅力を何より物語っている。

コメント