子ども3人を連れての温泉旅行で難しいのは、
「全員が同じように楽しめる場所」を探すことだと思う。
年齢が離れていると、
- 上の子は退屈
- 下の子はついていけない
- 親は常に調整役
になりがちだ。
それでも、これまでの旅行を振り返ってみると、
なぜか全員がそれなりに満足して帰れた宿があった。
今回は、
10歳・9歳・5歳という年齢差のある3人それぞれが、
実際に「楽しめていた」と感じたポイントを整理してみたい。
(※ 奥日光・日光湯元休暇村での体験がベースです)
10歳が楽しめたポイント|「自分で動ける自由」
10歳くらいになると、
いかにも「子ども向け」な環境は、少し物足りなくなってくる。
この年齢で大事だと感じたのは、
- 自分で考えて動ける余地がある
- 親から少し離れても成立する
- 幼すぎない空気感
だった。
館内を一人で歩いてみたり、
ロビーで本を読んだり、
弟妹の様子を少し離れた場所から眺めたり。
- *「任されている感じ」**があるだけで、
満足度はかなり違うように見えた。
9歳が楽しめたポイント|「ちょうどいい役割」
9歳は、
上の子ほど達観していないけれど、
下の子ほど手もかからない。
この年齢は、
- 誰かと一緒に動きたい
- でも主役にもなりたい
という、少し難しい立ち位置にある。
温泉宿では、
- 5歳の弟の面倒を軽く見る
- 一緒にキッズスペースで遊ぶ
- 親に呼ばれたら戻れる距離感
こうした 「無理のない役割」 があることで、
楽しそうに過ごしていた。
5歳が楽しめたポイント|「混ざれる安心感」
5歳にとって大事なのは、
特別な設備よりも 「置いていかれないこと」 だった。
- 兄や姉についていける
- 難しすぎない遊び
- 親の視界に入る距離
この条件がそろうと、
本人はそれだけで安心して楽しめる。
キッズスペースや広すぎない館内は、
「どこに行っても誰かがいる」感覚を作ってくれた。
年齢差があっても成立した理由
今思うと、
この温泉宿で全員がそれなりに満足できた理由は、
年齢別に“楽しませよう”としなかったことかもしれない。
- 10歳には自由を
- 9歳には関わりを
- 5歳には安心を
それぞれに 過不足のない環境 があった。
そして親にとって一番大きかったのは、
「誰か一人に付きっきりにならなくてよかったこと」だった。
関連記事(内部リンク)
体験記事はこちら
▶︎ 【子連れ温泉】40代夫婦+子ども3人で泊まっても疲れなかった宿 |奥日光・日光湑元休暇村
選び方を整理した記事はこちら
▶︎ 子ども3人連れでも疲れなかった温泉宿に共通していた5つの条件
まとめ|「全員が楽しむ」より「全員が無理をしない」
子ども3人連れの旅行で、
全員を同じように楽しませるのは難しい。
でも、
- 無理をしない
- 我慢しすぎない
- 気を遣いすぎない
この条件がそろうと、
結果的に「また行ってもいい旅行」になる。
年齢差があるからこそ、
ちょうどいい余白がある宿が、
一番ちょうどよかった。


コメント